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これまでこのブログではアルミホイールばかり扱ってきました。ただ、記録を残していなかっただけで、自分の車両の道具箱やエアタンクなどのステンレスは以前から磨いています。今回はその道具箱を、初めて記録を取りながら磨きます。
この検証をやろうと思った理由は2つあります。ひとつは、ピカールエクストラが硬い金属向けを謳っていること。もうひとつは、以前アルミホイールを磨いたときに、AUTOSOLで力を入れ過ぎて傷が入ったことがあり、アルミより硬いステンレスならどうなのかを確かめたかったことです。
先に断っておくと、今回の目的は傷を消すことではありません。全体のくすみと汚れがどこまで落ちて、光沢がどこまで上がるかを見る検証です。
- 耐水ペーパー#2000で下地をならしてから、空研ぎで磨いた
- AUTOSOLとピカールエクストラの差は僅か。どちらでも十分綺麗になった
- 選ぶなら扱いやすさ(伸び・拭き取り・使用量)でピカールエクストラ
- 作業量はペーパー10分+磨き左右で約50分、洗浄込みで約1時間
対象と状態
ステンレスの道具箱です。使用による擦り傷が全体に入っていて、道具箱の右端に茶色い筋もあります。
斜めから見ると、くすみで映り込みがぼんやりしているのが分かります。
下地ならし(#2000・約10分)
耐水ペーパー#2000で全体を軽くならしました。時間は約10分です。あくまで表面をならしただけで、傷を消す工程ではありません。研磨後は中性洗剤で洗い、水分を拭き取ってから撮影しています。
条件と区画分け
マスキングテープで面を左右に分け、右をAUTOSOL、左をピカールエクストラで磨きます。下地は同じ#2000、磨きは空研ぎ(乾式)で、回数と時間も左右で揃えました。実施したのは晴れた日の昼、気温は31℃ほどです。
各工程の後は毎回中性洗剤で洗浄し、水分を拭き取って乾いてから撮影と判定をしています。磨き剤の残りで艶が盛れた状態を見ないためです。
磨き1回目(各約15分)
左右それぞれ約15分ずつ磨きました。
磨き2回目(各約10分)
2回目は左右それぞれ約10分です。
斜めから見ると、最初の状態と比べて映り込みがはっきりしているのが分かると思います。右端(AUTOSOL側)にあった茶色い筋も消えました。
比較結果
先に正直に書いておくと、写真では左右の差は分かりません。以下は洗浄・乾燥後の面を見た、私の作業実感です。
| 項目 | AUTOSOL(右) | ピカールエクストラ(左) |
|---|---|---|
| 時間 | 約15分+約10分 | 約15分+約10分 |
| 伸び・塗り広げ | 多少伸びにくい | 伸びやすい |
| 拭き取り | 多少残る感じ | 拭き取りやすい |
| 布の汚れ | すぐ黒くなる | 少しゆっくり |
| におい | 気にならない | 気にならない |
| 使用量 | 少し多め | 少なめ |
| 仕上がり(目視) | 綺麗になった | 綺麗になった+若干クリア感 |
結論としては、差は僅かでした。どちらでも十分綺麗になります。選ぶなら、伸び・拭き取り・使用量の扱いやすさでピカールエクストラです。
ひとつ面白かったのは布の汚れ方です。AUTOSOLのほうが布はすぐ黒くなったのに、仕上がりで差はつきませんでした。削る力自体はAUTOSOLのほうが強いのかもしれませんが、ステンレスはアルミより硬いので、その強みが活きにくかったのかもしれません。ここは推測です。
今回使った2製品です。どちらもホームセンターで見かけないことがあります。
ホイールとの違い
冒頭に書いたとおり、アルミホイールでは、AUTOSOLで力を入れ過ぎて傷が入ったことがありました。今回のステンレスでは、多少力を入れても傷が入った感じはしませんでした。主観です。実際は入っているかもしれません。ただ、アルミホイールを磨くときのような力加減への気の使い方はいりませんでした。
作業量は、ペーパー10分と磨きが左右合わせて約50分、洗浄を入れて1時間ほどでした。夏の長時間作業は熱中症の危険があるので、31℃の昼でもこの規模で終わるのは助かりました。
まとめ
冒頭に挙げた2つについて。ピカールエクストラは硬い金属向けを謳っていますが、ステンレスでAUTOSOLより明確に上とは感じませんでした。AUTOSOLで傷が入るかについては、今回は多少力を入れても傷が入った感じはしませんでした。2剤の差は僅かで、扱いやすさで選ぶならピカールエクストラです。
なお今回#2000でならしたのは、左右の下地を揃えるためです。磨き方は人それぞれですし、道具箱を磨くなら研磨剤で直に磨く人のほうが多いと思います。ペーパーを必ず通すべき、という話ではありません。(線傷などがあまりにも多い場合は、表面をならすために番手(#800→#1000→#1500→#2000)を使用してから研磨剤で磨くのも仕上がりが良くなると思います。)
記録には残していませんが、エアタンクを耐水ペーパーでならしてからピカールなどで磨いたことはあります。ただ今回のように条件を分けて比べたわけではないので、他のステンレス部分でも同じようにいくかは分かりません。ステンレスは酸化してくすむのが遅く感じるので、この道具箱の経過観察をするかどうかは未定です。