📝 この記事を書いた理由
「ブルーマジックって本当に鏡面になるの?」と、私自身がずっと気になっていました。値段もそこそこしますし、ネットの感想だけで判断するのも難しい。そこで自分の手で磨いて、変化を画像で残しました。良かった点も、できなかった点も、隠さず書いています。
※この記事で言う「検証」は、研究室での厳密な検証ではありません。現役トラックドライバーが現場で実際に使ってみて、本当のところどうなのかを自分の手で確かめる、という意味の検証です。
- くすみ落としだけなら1回磨きでも、しっかり違いを感じられた
- 映り込みまで近づけたいなら3回磨きが一つの目安(個人的には3回で納得)
- 深い傷はブルーマジックだけでは消えない(耐水ペーパー等の下地処理が別途必要)
- 結果はホイールの初期状態に大きく左右されます。今回は2年半放置=変化が見えやすいベストケース寄りの条件として捉えてください
※今回は徹底的に時間をかけたケースです。普段の磨き時間の目安は体験レポート記事にまとめています。
※本記事で言う「鏡面」は、自分の影や周囲の輪郭が映り込む状態を指しています。プロのバフ仕上げのような完全な鏡面とは異なります。
日々の業務をこなしながら車両を綺麗に保っているトラックドライバーの皆さま、いつもお疲れ様です。
確かめたかったこと
気になっていたのは、次の2つです。
- ブルーマジックだけでアルミホイールが鏡面に近づくのか
- 何回磨けば、自分が納得できる仕上がりになるのか
時短や効率を測ったものではありません。「ある程度納得のいく仕上がりになるまで何回かかるか」を確かめたかった、というのが今回の動機です。
条件・環境
ホイール:トラック用アルミホイール。車両にスペアタイヤとして取り付けたまま走行には使っておらず、2年半まったく手入れをしていない状態でした。ホイールとシャーシが接触していたハブ面には、深い傷が複数入っています(後述)。
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 1回目:21℃ / 2回目:22℃ / 3回目:21℃ |
| 磨き時間 | 1回あたり約30分 |
| 洗浄・拭き取り・乾燥 | 各磨きの後に約15分 |
| 使用量(目安) | 1箇所につき人差し指の爪程度(計約24箇所)、3回合計で缶の約1/9 |
| 使用ダスター | 1回ごとに新しい面を使用 |
※使った道具の詳細は道具一式の記事にまとめています。
撮影条件について
比較写真は、できるだけ同じ位置・同じ距離・同じ角度になるよう意識して撮影しました。ただし、プロのスタジオ撮影ではないため、太陽光の角度などは多少変動しています。
そのため、写真同士の比較は「目安として」見てください。
ビフォー:磨く前の状態
表面が白くくすみ、傷も目立つ
磨く前の下準備:中性洗剤で洗浄
磨き作業に入る前に、まずは中性洗剤でホイール全体を水洗いしました。表面のホコリや汚れが残ったままだと、磨き作業中に余計なキズの原因になる可能性があります。
中性洗剤で洗浄した後の状態。くすみと白ボケがはっきり見える
洗浄後でも、表面のくすみや白ボケはしっかり残っています。ここから、ブルーマジックでどこまで変わるか試していきます。
使った磨き剤:ブルーマジック
今回の磨き剤は、Blue Magic Metal Polish Cream(BM500)です。549g入りの缶タイプで、ホームセンターで2,310円(税込)で購入しました。価格や買える場所の詳細は価格記事にまとめています。
Blue Magic Metal Polish Cream 549g(BM500)
1回目の磨き(気温21℃)
くすみが取れてきたが、映り込みはまだ薄い
1回目でも、くすみが取れてそれなりに綺麗になった、という感触はありました。
2回目の磨き(気温22℃)
背景の輪郭が映り込み始めた
1回目とのハッキリした違いは正直そこまで感じませんでしたが、映り込みが少しずつはっきりしてきました。
3回目の磨き(気温21℃)
3回目磨き後。表面の反射がはっきりしてくる
※裏側も光っているのは、表磨きの合間に裏側も2回磨いているためです
回数を重ねればさらに良くなる余地はあると思いますが、私個人としてはこのあたりで納得できる仕上がりになりました。
磨き後のダスターに移った汚れ
磨きごとに使用したマイクロファイバーダスターを並べてみました。ダスターは1回ごとに新しい面を使っているため、回数による汚れ量の比較は意図していません。撮影時の光や乾湿の違いで見え方は多少変わりますが、実際には1回目も2回目も3回目も、同じように汚れが付きました。
3回磨いてもダスターの汚れ方はあまり変わりませんでした。ブルーマジックは研磨剤を含む磨き剤のため、磨くたびにホイール表面の汚れ(ブレーキダスト由来の鉄粉など)や酸化皮膜、ごく微量の金属表面が少しずつ削られて、ダスターに移ります。そのため、何回磨いてもダスターには同じように汚れが付き続けます——これは「磨きの効果が落ちている」のではなく、研磨剤として正常に働いているサインだと考えています。
ビフォー/アフター:磨く前と3回目の比較
くすみが取れ、表面の状態が変わっているのが見て取れます。
拡大比較:1回目・2回目・3回目
この体験の限界・前提
誰かの参考になればと思って書いている記事なので、過度に良く見せたくはありません。この体験で言えないこと・分からないこともあわせて書いておきます。
- 1つのホイール、1回の体験である — 他のホイール、別の日に同じ結果になる保証はありません
- 他社の研磨剤との比較はしていない — 「ブルーマジックが他より優れている」という主張ではありません(他の研磨剤との比較は後日実施予定)
- 2年半放置の状態は変化が大きく見えやすい条件 — 既に綺麗なホイールではここまでハッキリした違いは見えにくいかもしれません
- 映り込みの鮮明さは数値化していない — 写真の主観的な比較に留まっています
- 深い傷はブルーマジックだけでは消えない — これは確認済み(後述)
深い傷について
条件のところで書いた通り、このホイールのハブ面にはシャーシと接触していた深い傷が複数ありました。3回磨きを行っても、くすみは取れたが深い傷は残ったままでした。
ブルーマジックは研磨剤としては微細な粒子なので、表面のくすみや酸化は落とせますが、深い線傷を削り落とす力はありません。深い傷を取りたい場合は、耐水ペーパーで段階的に研磨してから仕上げにブルーマジックを使う、という工程になります。
実際にハブ面の傷取りに挑戦した記録は、以下の記事にまとめました。