実作業レポート

ブルーマジックの前にピカール液を一度通す意味
登録約19年の予備車6輪を「液→翌日BM」で磨いた記録

公開 2026-09-13 / 更新 2026-09-13 / 現役トラックドライバー

本ページにはアフィリエイト広告(Amazon・楽天市場)を利用したリンクが含まれます。商品リンクから購入された場合、当ブログに紹介料が入ることがあります。価格・送料・在庫は変動しますので、最新の情報は各商品ページでご確認ください。

結論を先に書きます。同じホイールに、1日目はピカール液だけ、2日目はその上にブルーマジックだけを乗せて、翌日に同じ構図で見比べました。映り込みがはっきり締まったのは2日目です。ブルーマジックが効いたというより、「液で面を整えたからブルーマジックが効いた」と読むのが正確だと思っています。

これは私が約3年、自分の車両と5台の他車両を磨いてきて感じている経験則です。「一度でもピカール液で磨いてあるホイールは、その後に仕上げ剤で磨いたときの艶が違う」。今回はそれを、同じ車両の6輪で、2日連続の写真として残しました。

対象は5月に「下地あり/なし」の左右比較をした、登録約19年の予備車です。あれから約4ヶ月、うっすら白ぼけが戻った状態からのスタートです。

※研究室での厳密な検証ではなく、現役トラックドライバーが実際に磨いた記録です。

日々の業務、お疲れ様です。5月の左右比較の続きになります。前回の記事はこちらです。

ブルーマジックの前に下地処理は必要か|ピカール下地ありとBM単独を同じ車両で比較

今回の車両と条件

車両登録約19年・予備車になってからほぼ放置(前2軸・後1軸、6輪)
ホイールアルコア鍛造アルミ(6輪とも)
前回までの履歴5月末に右前・右中=ピカールネリ/液で下地→ブルーマジックで仕上げ、左前・左中=ブルーマジック空研ぎ/水研ぎ。右後・左後は7月にネリ→液の二段水研ぎ
経過前回から約4ヶ月。ほとんど走らず、洗車もほぼなし
磨く前の状態全輪うっすら白ぼけ
1日目ピカール液で水研ぎ。6輪で約2時間(1本約20分)
2日目(翌日)ブルーマジックで空研ぎ。6輪で約3時間(1本約30分)
工程間中性洗剤で洗い、乾燥
撮影各日の作業後に6輪を同構図で撮影。2日目は晴れで光が強め(後述)

前回の左右の履歴が違うので、今回は「6輪を液で揃えてからブルーマジック」という順にしました。液の日で下地の差をリセットし、ブルーマジックの日で同じ条件に乗せる、という組み立てです。5月の各輪の詳しい経緯は、こちらの記事に分かれています。

磨く前: 4ヶ月経過でうっすら白ぼけ

磨く前の右前ホイール。うっすら白ぼけ
右前(磨く前)
磨く前の左前ホイール。うっすら白ぼけ
左前(磨く前)
磨く前の右中ホイール。うっすら白ぼけ
右中(磨く前)
磨く前の左中ホイール。うっすら白ぼけ
左中(磨く前)
磨く前の右後ホイール。うっすら白ぼけ
右後(磨く前)
磨く前の左後ホイール。うっすら白ぼけ
左後(磨く前)

6輪ともうっすら白ぼけが出ていました。ただし5月の作業前(白ぼけと汚れが厚かった状態)とは比べものにならず、映り込みはまだ残っていました。

予備車なので、この4ヶ月間ほとんど走っておらず、洗車もしていません。それでこの程度の白ぼけです。私の自車両(毎日走り、こまめに洗う)は約1ヶ月で白ぼけが始まるので、進み方はかなり遅いと感じます。白ぼけを進めるのは時間そのものより、走行と洗車のどちらか(あるいは両方)ではないかと推測しています。

もう一つ、5月の左右の違いです。右(ピカール下地あり)と左(ブルーマジック単独)を見比べると、右の方が若干ですが白ぼけが薄く感じました。はっきりした差ではなく体感レベルですが、下地の有無が「持ち」に効いた可能性はあると見ています。ここは今後の月次観察で確かめます。

1日目: ピカール液で水研ぎ(1本約20分)

ピカール液で水研ぎした後の右前ホイール
右前(液水研ぎ後)
ピカール液で水研ぎした後の左前ホイール
左前(液水研ぎ後)
ピカール液で水研ぎした後の右中ホイール
右中(液水研ぎ後)
ピカール液で水研ぎした後の左中ホイール
左中(液水研ぎ後)
ピカール液で水研ぎした後の右後ホイール
右後(液水研ぎ後)
ピカール液で水研ぎした後の左後ホイール
左後(液水研ぎ後)

白ぼけは落ち、6輪の見た目が揃いました。ただ全景では「言われれば分かる」程度の差です。もともと液で数回磨かれていた面なので、今回の液は「素地を出す」役というより、「6輪の状態を揃える」役でした。

作業感としては、水を付けるので伸びがよく、1本20分で回れます。布は黒くなりますが、5月の作業時ほどではありませんでした。工程後は中性洗剤で洗って乾かし、この日は終了です。

2日目: ブルーマジックで空研ぎ(1本約30分)

ブルーマジックで空研ぎした後の右前ホイール
右前(BM空研ぎ後)
ブルーマジックで空研ぎした後の左前ホイール
左前(BM空研ぎ後)
ブルーマジックで空研ぎした後の右中ホイール
右中(BM空研ぎ後)
ブルーマジックで空研ぎした後の左中ホイール
左中(BM空研ぎ後)
ブルーマジックで空研ぎした後の右後ホイール
右後(BM空研ぎ後)
ブルーマジックで空研ぎした後の左後ホイール
左後(BM空研ぎ後)

映り込みの輪郭が一段締まりました。右前と左前は、背景の建物の窓枠まで読めます。前日の液後の写真と並べると、差がはっきり出ます。

時間は液の水研ぎよりかかります。拭き取りまで含めて手数が多く、1本30分。6輪で3時間でした。空研ぎなので伸びは液の水研ぎより重いです。一方で布の汚れは液の日より少なく、これは前日に面が整っていた証拠だと思っています。

光の条件について。2日目は晴れて光が強く、1日目より映り込みが出やすい条件でした。写真の差にはこの分が乗っています。それを差し引いても、艶の質(映り込みの輪郭)は前日と違う、というのが私の見立てです。

斜めから見た到達点と、寄ると残るもの

ブルーマジック空研ぎ後の左後ホイールを斜めから拡大。リム外周とステッカー跡
左後・斜めから拡大(リム外周とステッカー跡)

リムの外周は鏡に近く、周りの建物が映ります。「液→ブルーマジック」で行ける到達点の見本です。

一方で、手前にあるアルコアの純正ステッカーが剥がれた跡は、磨いても残ります。糊は磨き剤では伸びるだけなので、消すならシリコンオフなどの溶剤で拭く方が筋だと考えています(今回は試していません。試したら追記します)。

ブルーマジック空研ぎ後の右前ホイールの皿の内側を拡大。細かい凹凸が残る
右前・皿の内側の拡大(細かい凹凸が残る)

リムが光る分、皿の内側の細かい凹凸(梨地のような質感)が、寄ると目立ちます。これは今回の作業で付いたものではなく、この面の履歴です。原因は断定できません。長年の腐食か、過去の磨き傷か。寄りの「磨く前」写真を撮っていないので、今回は現状の記録に留めます。

磨き剤で消えるのは浅い傷までで、深さのあるものは残る——これは別の部品でも確認しています。

アルミ部品は磨き剤だけで鏡面になるか|ネリ→ピカール液→ブルーマジックを重ねた結果

ナットとハブの錆はそのままです。磨いたのはホイール本体のみ。約19年使われた車両のナットとして、隠さず載せます。

なぜ「液を一度通す」と違うのか(推測)

ここからは私の理解で、裏付けは今回の写真と5月の左右比較までです。

5月の「右=液下地あり/左=BM単独」でも、下地ありの方が綺麗でした。今回はその左右を液で揃えてからブルーマジックを乗せたので、6輪が同じ到達点に来た、という見方をしています。

数字のまとめ

工程1本6輪
ピカール液 水研ぎ約20分約2時間
ブルーマジック 空研ぎ約30分約3時間
合計約50分約5時間(2日に分けて)

本当は1日で終わらせるつもりでしたが、他の作業に時間を使ってしまい、結果的に2日に分かれました。ただ、やってみると体力的にも集中力的にも、2日に分けた方が良かったと感じています。同じ日にやるなら、液で6輪→洗って乾かす→ブルーマジックで6輪、で5時間強を見ておいてください。1本あたりの時間の実績は、こちらの記事にもまとめています。

ブルーマジックでホイール磨きにかかる時間|現役トラックドライバーの実体験

今回使ったのはピカール液とブルーマジックの2本です。このうちブルーマジックは、店頭にあれば2,000円台半ば(2026年9月・実店舗で確認。店頭価格は店によって差があります)、なければAmazon・楽天でも購入できます。
※ピカール液(液体)はホームセンターなどでも入手しやすいため、ここではブルーマジックのみご案内しています。

まとめQ&A

Q1. ブルーマジックだけで磨いたら駄目なのか?
A. 駄目ではありません。5月の左側(ブルーマジック単独)もそれなりに光りました。ただ「液を一度通した面」と並べると差が出る、というのが5月と今回の2回分の観察です。すでに液で磨いた履歴のある面なら、普段の維持磨きはブルーマジックだけで十分だと思っています。5月の比較はこちらです。→ ブルーマジックの前に下地処理は必要か|ピカール下地ありとBM単独を同じ車両で比較
Q2. 液の後、日を空けずにブルーマジックを乗せていいのか?
A. 今回は翌日でした。別の車両では、液から1ヶ月後にブルーマジックを重ねた記録があります。→ ピカールで下地ができたホイールにブルーマジックを重ねるとどうなるか
間隔で差が出るかは未検証ですが、液の後の面は汚れる前に乗せた方が、条件としては素直だと考えています。
Q3. 新車のホイールにも「最初に液」は要るのか?
A. 未検証です。私の自車両は納車後1ヶ月以内から磨き始め、今年6月に液で下地を作り直しました。新車の切削痕に対して液が要るかどうかは確かめていませんが、面を整えるという意味では、納車時に時間と体力に余裕があればやってもいい、と私自身は思っています。確かめる機会があれば別記事にします。

まとめ

この車両は今後、月次で黄ばみと白ぼけの再発だけを記録していく予定です。

この記事を書いた人

現役トラックドライバー。トラック運転歴20年(うち大型車8年)。新車納車から約3年、自分の車両のアルミホイール磨きを2〜4ヶ月に1回のペースで続けています(累計で10回前後)。プロの磨き屋ではなく、自分でやってきた現場目線で、買う前に知りたい情報(値段・道具・かかる時間・限界)をまとめています。

→ 詳しいプロフィールはこちら

関連記事

#ブルーマジック #BlueMagic #ピカール #アルミホイール #ホイール磨き #下地処理 #水研ぎ #大型トラック #メタルポリッシュ #現役トラックドライバー