📝 この記事を書いた理由
トラックのアルミホイールを磨いていると、気になっていたのがナット周りの白いくすみでした。ナットの根元は奥まっていて、布が届きにくいんです。これまでブルーマジック(以下BM)などで何度か磨いてきましたが、落ちる箇所と落ちない箇所があって、ずっと中途半端な状態でした。今回は、その奥まったナット周りに綿棒+ピカールネリ(練り状の下地材)を使って磨いてみました。以前BMで磨いたときと比べてどうだったか、落ちた点も残った点も正直に書いています。
※この記事で言う「検証」は、研究室での厳密な検証ではありません。現役トラックドライバーが現場で実際に磨いて、本当のところどうなのかを自分の手で確かめる、という意味の検証です。
- 綿棒+ピカールネリで、ナット周りのくすみはだいぶ落ちた — ただしうっすらは残る
- ナットごとに取れ方のムラがあった — しっかり落ちる箇所と、落ちきらない箇所がある
- 1回の作業では取り切れない箇所も残った — 完璧にはならない、というのが正直なところ
- 以前BM(綿棒+ブルーマジック)で磨いたときより、ネリの方が落ちが良く・早かった — 頑固なくすみには仕上げ材のBMより下地材のネリの方が早くしっかり効いた
- 手間の目安はナット1個あたり3〜4分・綿棒約1本。10個なら30〜40分・綿棒10本前後
※あくまで今回1回の体験での感触です。力の入れ方や慣れ、ホイールの状態によって結果は変わります。
日々の業務をこなしながら車両を綺麗に保っているトラックドライバーの皆さま、いつもお疲れ様です。
気になっていたのは「ナット周りの白いくすみ」
アルミホイールを磨くとき、平らな面は布が当たるので比較的きれいになります。ところがナットの根元、ナットの周りは奥まっていて、布がうまく届きません。ここに白いくすみが残ったままになりがちで、全体は磨けているのにナット周りだけ白っぽい、という状態がずっと気になっていました。
これまでもBMなどで何度かこの部分を磨いてはいたのですが、落ちる箇所と落ちない箇所があって、すっきり取り切れたことがありませんでした。今回は、布が届かない奥まった部分に綿棒を使い、そこにピカールネリ(練り状の下地材)を付けて磨いてみることにしました。
磨く前のナット周り(Before)
まずは磨く前のナット周りのアップです。ナットの根元に白いくすみがはっきり残っているのが分かると思います。この奥まった部分が、布ではどうしても届かないところです。
ナット周りのくすみの落とし方|綿棒+ピカールネリで磨く
やり方はシンプルです。綿棒の先にピカールネリ(黄色っぽい練り状)を少し取って、ナット周りをくるくる磨くだけ。練り状なので綿棒の先に乗せやすく、奥まった部分にもピンポイントで当てられます。
綿棒は磨いているうちに先が黒く汚れて潰れてくるので、こまめに替えます。私の場合、ナット1個につき綿棒1本くらいの消費でした。時間はナット1個あたり3〜4分ほど。単純計算すると、ナットが10個のホイール1本で30〜40分・綿棒10本前後という目安になります。地味ですが、奥まった部分に届くのは綿棒ならではです。
ピカールネリは削る力のある下地材なので、その分力を入れて磨きすぎると小傷が入りやすいです。実際、今回も力が入った箇所に小傷をつけてしまいました。あとからブルーマジックで磨き直したところ分かりにくくはなりましたが、完全に消えたわけではありません。ナット周りを磨くときは、ゴシゴシ強く擦らず、力を加減しながら少しずつ磨くのがおすすめです。
磨いた後のナット周り(After)
磨いた後のナット周りのアップです。白いくすみが落ちて金属地が出てきました。ただ、正直に言うとうっすらは残っています。完全にピカピカ、とまではいきません。
ビフォーと並べると、くすみが薄くなって金属の地が見えてきたのが分かると思います。とはいえナットごとに取れ方のムラがあって、しっかり落ちたナットもあれば、くすみが残り気味のナットもありました。1回の作業では取り切れない箇所も残っています。完璧を狙うというより、気になるくすみを目立たなくする、くらいの感覚が現実的だと感じました。
全体を仕上げた状態(After)
ナット周りを磨いたあと、ホイール全体も仕上げた状態がこちらです。
ここが核心:ブルーマジックと比べてどうだったか
この記事で一番伝えたいのがここです。今回ナット周りに使ったのは下地材のピカールネリですが、以前、別のホイールのナット周りを「綿棒+ブルーマジック」で磨いたことがありました。BMはどちらかというと仕上げ材です。そのときは、やはり落ちた箇所と落ちない箇所があって、すっきりとはいきませんでした。
今回「綿棒+ピカールネリ」を同じやり方で試したところ、BMより落ちが良く、しかも落ちるまでの時間も早く感じました。頑固なくすみに対しては、仕上げ材のBMより、削る力のある下地材のネリの方がグッと効いてくれる感触です。
| 磨いた部位 | トラックアルミホイールのナット周り(奥まって布が届きにくい部分) |
|---|---|
| 以前(別ホイール) | 綿棒+ブルーマジック → 落ちる箇所と落ちない箇所があった |
| 今回 | 綿棒+ピカールネリ(練り状の下地材) → BMより落ちが良く・早かった |
| 結論 | ナット周りの頑固なくすみは、仕上げ材のBMより下地材のネリの方が早くしっかり落ちる |
| 残った点 | ネリでもうっすら残る/ナットごとに取れ方のムラあり/1回では取り切れない |
全体の工程(ざっくりした流れ)
ナット周り以外も含めた、今回のホイール磨きの大まかな流れです。細かい水研ぎのやり方は別記事に譲って、ここでは流れだけ紹介します。
- ① ナット周りを綿棒+ピカールネリ … 布が届かない奥まった部分を、綿棒にネリを付けてくるくる磨く(この記事の主役)
- ② ホイール全体をピカールネリ+ダスターで軽く … マイクロファイバーダスターにネリを取って、全体を軽くならす
- ③ 中性洗剤で洗浄 … ネリの研磨カスや汚れを洗い流す
- ④ ブルーマジックで水研ぎ仕上げ … 最後にBMで仕上げる(水研ぎの詳しいやり方は下のリンク参照)
このうち④の水研ぎの詳しいやり方については、別記事にまとめています。気になる方はこちらをどうぞ → ブルーマジックの水研ぎは効果あるか|通常磨きと同じ車両で比較
おまけ:飾り穴の縁はざっくり磨いた程度
ついでに、ホイールの飾り穴(穴)の縁も少し磨きました。とはいえこちらはナット周りほど気合いを入れず、ピカールネリ+マイクロファイバーダスターでざっくり(雑に)磨いた程度です。ここは時間をかけるとキリがないので、今回は軽く触っただけ、というのが正直なところです。
ただ、触ってみて分かったのは、穴の縁のような細かい段差は、布よりもダスターの角や綿棒の方が入り込みやすいということ。本気で穴の中まで仕上げたいなら、ナット周りと同じく綿棒で1か所ずつ攻めるのが確実そうだと感じました(今回はそこまではやっていません)。
磨いた後、どれくらい持つ?(経過観察中)
気になるのは「磨いたあと、どれくらいでまた白くくすんでくるか」だと思います。正直なところ、今回は磨いたばかりで持続期間はまだ分かりません。ナット周りは雨や走行中の汚れがたまりやすい場所なので、時間が経てばまた白っぽくなってくる可能性はあります。次に同じ車両を磨くときに状態を確認して、分かったことをこの記事に追記する予定です。
使った道具
今回の作業で使った道具です。特別なものはなく、いつもの磨きセットに綿棒を足した程度です。
- 綿棒 … 奥まったナット周りに届かせる主役。ナット1個につき約1本消費
- ピカールネリ … 練り状の下地材。綿棒の先に乗せやすい
- マイクロファイバーダスター … ホイール全体や飾り穴の縁をならすのに使用
- 中性洗剤 … 研磨カスや汚れを洗い流す
- ブルーマジック … 最後の水研ぎ仕上げに使用
- ニトリル手袋 … 手の汚れ防止
※使った道具の詳細は道具一式の記事にまとめています。
ピカールネリはどこで買える?
今回ナット周りの下地に主役として使ったのがピカールネリ(練り状)です。液体のピカールと違って練り状なので、綿棒の先に乗せやすく、奥まったナット周りにピンポイントで当てやすいのが今回のポイントでした。
このピカールネリ(練り状)は、ホームセンターでは置いていないこともあります。見つからないときは楽天市場でも購入できます。
※ピカール液(液体)はホームセンターなどでも入手しやすいため、ここではネリのみご案内しています。
ピカールネリとピカール液(液体)の使い勝手の違いについては、下地材はピカールネリとピカール液どっちが使いやすい|現場で使い比べた正直な比較に詳しくまとめています。
この体験の限界・前提
- 試したのは1台・1回かぎり — 別の車両や別の日に同じ結果になるとは限りません
- BMとの比較は別ホイール・別の機会 — 汚れ方や力加減を完全に揃えたわけではなく、私の手の感触としての比較です
- うっすら残る・ムラが出るのは正直なところ — ネリを使っても1回で完璧には取り切れませんでした
- 力を入れすぎると小傷が入る — ネリは削る力がある分、強く擦ると小傷の原因に。今回も小傷がつき、BMで磨き直して目立たなくしました
- 手間の目安は私のペース — ナット1個3〜4分・綿棒約1本は、慣れや力加減で前後します
- 私はプロの磨き屋ではありません — 力の入れ方や回数で結果は動きます